歯で虐待に気付こう--。三重県歯科医師会と同県がネグレクト(育児放棄)などの虐待を受けている児童に虫歯が多いことなどを歯科医たちに伝え、検診時の対応マニュアルなどを配布したところ、歯科医の関心が高まって実際に通報するケースが増えてきたことが分かった。同会と県がこのほど津市で開いた「日本子ども虐待防止学会」で報告した。歯科医の意識向上が児童虐待の早期発見につながることを示す例として注目される。
同会と県が05年度に行った調査によると、虐待を受け保護が必要な児童の虫歯経験率は通常の1.5倍に上る一方、処置率は約4分の1と極めて低かった。
ますだ歯科の患者さんにはどなたも該当しませんが、今後注意して観察します