6月11日、歌手のジャスティン・ビーバー氏は自身のインスタグラムに投稿した動画の中で、Ramsay Hunt(ラムゼイハント)症候群であることを公表されました。
動画では「瞬きできないし、顔の片方は笑えない。鼻も動かない。顔の片側は完全に麻痺しているんだ。」と話し、予定していたツアーへの出演が難しいことや、完治するまではしばらく静養すると述べられました。
『Ramsay Hunt症候群』は、歯科医師国家試験の出題範囲にも含まれるため、歯科医師であれば一度は聞いたことのある病名です。
今回ジャスティン・ビーバー氏が公表することで世間の関心を集めた、Ramsay Hunt症候群ですが、
顔面神経麻痺を引き起こす疾患であるため、絶えず外見に注目が集まる芸能人にとって、その影響は計り知れないだろうと考えます。
とはいえ、Ramsay Hunt症候群は早期に適切な治療を行えば治癒する可能性があるということですので、ジャスティン氏の一日も早い回復を祈りたいです。
Dr Kiyohara