白い歯と黒い歯のあるお雛樣。親王と三人官女を見るとどちらかわかります。

 実はこの黒い歯は、虫歯ではなく、

 歯を黒く染色(お歯黒)しているのです。

 

  平安時代、お歯黒は既婚者の印でした。

 雛飾りは「宮中の結婚式を模したもの」なので親王樣はお歯黒に。

 

 

 また既婚で出産経験のある三人官女の真ん中の女官は、

 お歯黒だけでなく、引眉・殿上眉(眉を剃り、

 眉よりも高い位置に長円形の眉を墨で描いています。

 

 この眉は、平安時代は男性の場合は位の高い貴族のみに許された

 化粧法でもありました。

 

 

お歯黒は鉄漿(かねつけ)ともいわれ、始まりは奈良時代、平安時代には成人の証として。

時代ごとに決まり事・規則には変化があり、当時、権威と財力の象徴、美意識のひとつでした。

 お歯黒は、虫歯や歯周病予防の効果があることも知られています。

 お歯黒の材料は植物の五倍子粉(約六十%のタンニン含む渋)と

 第一鉄の化合物「ふし粉」と酢酸第一鉄を主成分とする「鉄漿水」と呼ぶ溶液。

 

お歯黒筆や房楊枝を使って液を交互に塗っていました。

酢酸第一鉄溶液は、飴、餅米、粥、鉄さびを入れ釜の側で発酵させて作ります。

渋は呼吸で酸化、未反応のタンニンと結合し、黒い耐溶性「第二鉄」となり、

歯や歯肉の蛋白質を凝固・収斂させ、細菌の侵襲から守る作用。

酢酸第一鉄の溶液はリン酸カルシウムを強化し、歯を保護する効果、

エナメル質の主体であるハイドロキシ・アパタイトを強化。耐酸性向上の効果があります。

週に1~2回お歯黒を付けないと、色むらができてしまうので女性たちはこれを大変気にかけ、

お歯黒を着ける前に持ちを良くするために「歯の汚れ=歯垢」を丹念に取っていたそうです。

こうしたことからお歯黒は歯の無機質、有機物との両面から歯質を強化、

表面を緻密な膜で覆い、歯を保護していました。

お歯黒の作り方は各家庭で秘伝があり、どれもむせるほど臭かったといいます。

エナメル質は初めの数年間は極めて染まりにくく、退色し易いそうです。

 

  

 

江戸時代は男女共にお歯黒に眉剃りが既婚者の習慣でした。

歯が黒く輝く人ほど美人といわれていたのです。

お歯黒をしていた人はむし歯がほとんどなく、虫歯進行中で結婚し、

お歯黒を付け始めたと思われる女性では死ぬまでそのまま進行が停止していたともいいます。

予防歯科材料は、欧米の歯科界では当時まだ未発見でした。

 

 

私たち日本人の先人は、実はすでに奈良時代から予防歯科材料を開発•実践していたのです。

時は流れ、お歯黒の習慣廃れましたが、その有効成分に注目、様々な歯科材料に応用開発され、

合着セメントなど、現代の歯科医療現場でも役立っています。

当院はむし歯・歯周病予防に力を入れています。

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